5/06/2015

[note] MeMOPad HD7の電源不調に振り回される

デバイスのトラブル記録です。今回は何かというと、2年弱前に購入し、以来時折程度ながら愛用しているタブレット、MeMOPad HD7(ME173X)の電源が突然入らなくなったのです。電源ボタンを長押しするとか、数時間充電するとか、一般に知られている一次的な措置を行ってもうんともすんとも言いません。故障です。しかし保証期間の1年は過ぎているので自前で対処するしかないのです。


ハード面の問題なのは確実なのですが、この種のデバイスのハード面は完全にブラックボックスになっているために外から見ても原因が全くの不明。電源が入らない現象の原因としては、バッテリーの故障、基盤の故障、内部コネクタの接触不良等、色々と有り得るわけですが、さっぱりわかりません。まる2日程充電ケーブルの抜き差し等を繰り返しても変化が見られず、これは腹を決めて分解するしかないかと。

というわけで久しぶりにカバーから取り出してみると、カバーの色が移って随分と汚れてしまっています。少し残念に思う一方、まあこれなら多少傷が付いてもいいかと気楽になった面も。


で、その分解手順ですけれども。基本的に背面のプラスチックカバーがツメで嵌めこまれているだけなので、隙間のある部分すなわちUSBコネクタの周辺からマイナスの精密ドライバで開けていきます。基本背面カバー側を外側に広げて少しずつ外していく感じで、割らないよう慎重にパチパチと。



幸いにも接着等はされておらず、無事取り外しに成功。で、テスター等で診断していきます。


一部個体ではコネクタの接触不良等が報告されていたのですけれども、一通り調べた所では、基盤やコネクタ周りは意外としっかり作られていて、特に異常も見当たりませんでした。一応フラットケーブルの抜き差しもしてみましたがおそらく関係ないでしょう。ただ、バッテリーの電圧を調べてみたところ、本来3.8Vの筈な所が2.7V程度に低下していました。おそらくはこれが起動時のバッテリー容量チェックに引っかかって起動しないのかなと。しかし微妙な。普通バッテリーの故障と言えばもっと極端に反転したりするものな筈なんですが、どういうわけでこんなヘタり方をしたのか、その理由が気になるところです。が、考えても分かるわけでなし、それはともかくとして。

で、交換用バッテリーの調達を検討したところ、送料込み$26程度。正直少し高いかな、と円安の厳しさを実感させられて、本体ごと買い換えた方がいいかも、等と思案しつつ購入を保留すること数日。その間も電源は挿しっぱなしにしていたのですが、ふと電源ボタンを長押ししてみると、電源が入ったのです。


えええー何それ、と驚きつつ、まあ使えるんなら、と確認してみても、特に問題なし。一応の喜びを感じつつ、何をしたわけでもないにも関わらずの復活には、今ひとつ釈然としない思いを禁じ得ないのです。まあバッテリーを発注する前で良かったと思うべきなんでしょうか。といって、バッテリーが弱っているのは事実なのだろうし、そのうち再発する可能性は高いんでしょうから、いずれにせよ買い替えなりバッテリー交換なり、心づもりをしておくべきなんでしょうね。本機はアップデートも絶えて久しいですし買い替えるべきか。買い換えるなら、次はlollipop搭載機にすべきか、それともwindows10機を待つべきか、色々と悩ましいところです。けれども一まずはこれでおしまい。やれやれです。