10/24/2013

[biz] パナソニックがさらにリストラ、半導体半減7000人

またまたパナソニックがリストラ。今度はセミコン、海外含め現14000人を半減して7000人にする計画とのこと。もう頻度が高すぎて一々取り上げても仕方ない気もしますが、無視するにはあまりに規模が大きいのです。長年終身雇用の象徴だった旧松下の事とあっては尚更。

内訳は大雑把に言って家電系からの撤退。ここ数年続いているテレビ関連事業リストラの一環という位置付けですね。それは理解出来ます。が、継続分野が自動車・産業というのは現実的なんでしょうか。自社製品という出口が確保されていた家電系と違ってオープンな市場、それも国内だけでもルネサスはじめ既存の専業大手各社と真っ向から競合する激戦区なわけで、安定的、継続的なシェアの確保は極めて困難な筈です。第三者からだと無謀にも見えますが、勝算はあるんでしょうか。

本件は、元を辿れば破談したルネサス及び富士通セミとの統合交渉の後始末という事で、その仕切り直しというか、最終的にはルネサスへの売却を目指していて、今回のリストラはその下準備という事なのかもしれませんけれども。しかし、ルネサス自体が設備過剰気味なところ、今回のリストラで完全に重複する事になるパナを欲しがる可能性はあまりないようにも思われますし、その線はあまり現実的でないようにも思われて、パナソニックがどのような先行きを描いているのか、今ひとつ理解しづらい感があります。

あるいは、単なる不採算事業の段階的整理以上の意味はないのかもしれません。まず撤退が決定している家電系を先行して整理し、その他には一応機会は与えるけれども駄目元程度、あまり期待はしておらず、シェア確保が難しそうならそこも整理してしまうつもり、とか。

どちらにせよ、リストラされる従業員の方にはお気の毒な話なのですけれども。主力事業が消失した以上は当然の帰結、理不尽とは言えませんが、お気の毒ではあります。

ところで、パナソニックと同様にルネサスから不要とされ、一足先にリストラも一段落させた富士通セミは、ほぼ時を同じくして受託方向に舵を切っています。それと比較すると、大口法人向けへの注力と言う事業転換の方向性の意味では相似しつつ、富士通は包括的な受託生産、パナソニックは従来通りの部品売りと、実手段としては大きく異なる手を打ってきた形です。富士通の方が数段先行しているようにも見えるものの、いずれも現実性に乏しく窮余の策との印象も否定し難いところですが、果たして生き残りに成功するのか、あるいはどちらも失敗に終わるのか。フェードアウト濃厚なロジック統合の行方と併せて、興味深いところです。

パナソニック、半導体部門の社員半減 7000人に

[関連記事 [biz] パナソニックがまたリストラ、本体半減]

[関連記事 [biz] ルネサス,富士通セミ,Panaがロジック統合交渉]

[関連記事 [biz] Panasonicが国内1.4万人リストラ ]