5/04/2013

[IT] google glassの実機評価結果に落胆

先般開発者向けにプレ出荷されたgoogle glass、レビューがあちこちでリリースされて嫌でも目に留まるわけですけれども、どうにも評判が芳しくないようで。まあそんな素晴らしいものであればこんな段階を踏んだりして何年もモタモタせずに一気に発売してるだろうわけで、製品自体に色々と問題があるんだろうとは予想されていた所ではありますけれども。

概ね問題とされているのは以下の3点ですか。

1.操作性の悪さ
2.バッテリー持続時間の短さ(~約5時間?)
3.装着時の見た目の奇妙さ

3はまあ好みの問題、2は外部電源をオプションにすれば凌げるでしょうから目を瞑るとしても、1は致命的と言わざるを得ませんね。操作は音声認識、首振り、目の開閉、あとツルの部分のタッチで操作するらしいのですけれども、タッチ以外は誤動作防止のためか非常に反応が悪く使えず、結局タッチ操作オンリーになりがちだとの報告があちこちで見られます。音声にしろ首振りにしろ目にしろ、操作を意図しない時にも一々反応されても困りますし、そもそも音声操作は周囲の迷惑にもなるしコミュニケーションの邪魔になるし恥ずかいしで、常識的なチューニングをすれば当然こうなるべき結果ではあるんでしょうが、さりとて一々手をこめかみに持っていってタッチ操作するというのでは本デバイスのアイデンティティである筈のハンズフリー性が没却されてしまうわけで。

それでも単なるセンサ付き表示デバイスとしては成立しますから無意味とまでは言えないでしょうけれども、価値は激減してしまいます。レビュアーの中には$150以上は出せないと言いきってしまう人も見られましたが、私も同感、というか$100でも迷います。無論ガジェット好きは狂喜乱舞して買うでしょうが、一般には殆ど売れないでしょう。そうであれば大量生産は望めず、従って仮に一般販売に漕ぎ着けたとしても、今回の頒布額の$1500とまでは行かないまでも数百ドル程度の高額になるだろう事は避けられないでしょうから、きっと私は購入しないでしょう。がっかりです。。。