12/03/2012

[note] ubuntu12.10お試し導入

Quantal Quetzal、量子的なカザリキヌバネドリさん。うーん。もはや全く意味不明なお名前のUbuntu最新版です。12.04LTSと比較して特段魅力のある点がなかったのでしばらく放置してたんですが、テスト位はしておくかという事でサプの一台だけアップグレードしてみたわけです。普通にupdate-managerからアップデート適用で。ちなみに32bit版です。

結果としてはすんなり成功。Unityの代わりに使っていたgnome-classicを入れ直す必要もなし。毎度アップデートの際に復活する邪魔な上下のパネルはこれまで同様/usr/share/gnome-session/sessions下のgnome-classic.session及びgnome-fallback.sessionの編集で消去。Launchyもそのまま使えますし、バージョンUPの影響自体殆ど感じられずで、喜ぶべきなのか無意味だったと嘆くべきなのかもよくわかりません。

一応万事つつがなく、というわけではなかったんですけれども。Unityパネルの代わりとして入れていたavant-window-navigatorが何故か使用不可になったんですね。アップデート中に強制削除で後からのインストールも不可。ビルドから手動でやればいいのかもしれませんが、それはさておき。元々起動関連の操作は殆どLaunchyで済ましてますから、実際のところそれ自体はさほど大きな問題でもないんですが、他に別段良くなった点がなかったためにマイナス点だけが残った格好で、どうにも損をした気分にさせられてしまったのは頂けません。百害、とも言えませんが、さりとて一利もなし。

ということで、いつもなら次はLooxU、と進むところなんですが、そちらは手持ちの時とか割とawnを使う事もあるのでそれがなくなるのは明らかにマイナスだし、一方メリットは何もないので適用見送り決定。サーバも。ということで非常につまらない結果に終わった今回のアップデートでした。

どうにもねえ。開発チームはあまりやることがないのか、お世辞にも評判がよろしくなく、改善も見られないUnityとその上のランチャ回りの拡張に何故か無駄にフォーカスを強めてる感があって、結構はっきりと不安を覚えます。元々ユーザが離れ気味なのに加えて今回は2D廃止3D強制でロースペックPCユーザ丸ごと切り捨てとかいう話でもあるし、どうにも雲行きがよろしくないですね。私はそもそも初手からUnity自体使わないので関係のない話だし、現状に致命的な問題があるわけでもないので別にいいんですけれども、Ubuntuプロジェクト自体が自滅してサポート打ち切り、とかそういう無責任な事にならないよう願いたいところです。