11/28/2012

[biz law] プラズマクラスタ性能虚偽でシャープに排除命令

ようやく公のダメ出しが入りました。遅いですよ。容疑は景品表示法の虚偽表示による優良誤認で、そこに疑義の余地はないでしょう。統計的な性能実証が全くなされないまま、深刻なネタ切れに陥っていた国内各メーカー、それも代表的な大企業がこぞって夢のような効果があるものと喧伝し、多くの消費者を誤認させ割高な製品を購入させた、目を覆うばかりの技術詐欺事件にようやく歯止めがかけられた、という事で、諸手をあげて歓迎したいと思います。

当然ながら本件はシャープ一社の責に止まる話ではありませんので、片っ端から検挙のち十分な額の懲罰金を課して頂き、同様の似非技術詐欺発生の防止を図って頂きたく思うところです。もっとも本件は、パナソニックのナノイーしかり、マイナスイオンに端を発してそれこそ家電系のメーカーは多かれ少なかれ殆どが同様に手を染めているわけで、消費者庁だけでは到底手が回らない規模ではあろうかと思います。それでも、そうしてるうちに各社個別に消費者側から詐欺で損害賠償請求がなされる流れになるでしょうから、それまでは、という事で。各社は存分にその報いを受けるといいと思います。やれやれ。

シャープ掃除機に“表示性能ない”