5/22/2012

[note] BSKBU03BK購入

再びキーボードの話。今回は珍しくその辺の電器店でも売っている安価な有線キーボードですが、ふと立ち寄った店頭で何気なく触ってみたら殊の外感触が良かったため購入と相成ったわけです。メーカーはBuffalo。ここは稀にOEM等で悪くないキーボードを出すんですよね。

ともあれ早速開封してPCに繋ぎ、改めて触ってみれば、剛性が高くないためにタッチ時における筐体の安定性には若干難があり、また既知の不具合としてスペースキーの押下場所によって応答にばらつきが見られる欠点もあるものの、一昔前のHPやDELL等のビジネスノートを彷彿とさせるマットなキートップとタッチの感触はやはり良質、千円台の価格を鑑みるまでもなく、今時の一般向けキーボードとしては珍しい程に悪くない一品でありました。

ちなみに本機は右Ctrlキーが無く、これは一般的には致命的な欠点になるでしょうけれども、そこはメニューキーをCtrlに割り当てて解決したので問題無し。あえて言えばテンキー部分は不要ですが、とりわけ邪魔というほどでもなし、アイソレーション型を中心にした見た目の奇抜さを重視する流れに押されて姿を消しつつあるOld-fashionedなパンタグラフキーボードの末裔として、末永く生産・販売される事を願う次第です。難しい事は承知してますけれども、そこをなんとか。

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嬉々として使うこと数日、早くも劣化の兆しが。具体的には、Tabキーが入力の度にキュコキュコと異音を立てるようになったんですね。発泡スチロールを引っ掻いたりした時のような音で、極めて不快です。とりあえず掃除してフッ素系の潤滑剤を吹いてみたら治まりましたが、さて。

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スペースキーの入力不良がどうにも我慢できなくなってきたので仕方なく対策を試みてみました。とりあえずキーを外してみると、中にはラバードーム無しのパンタグラフが二つあって、その間にラバードームを被せられたスイッチが配置される変則的な構造。これを見て、押下位置や押し込み具合によってラバードームが十分押されない場合がある事が入力漏れの原因と推測し、であればラバードームがもう少し深く押し込まれるように調整すればよいかも、という事で、下図下のようにスペースキーの裏側中央部にテープを貼ってみたところ、大幅に改善したのでしばらくこれで様子を見ることに。やってみるもんですねえ。