12/02/2011

[biz] GMが衝突後バッテリ発火のVolt買戻

NHTSAの衝突実験で、事故後にバッテリが高確率で発火炎上する事が確認されたGMの電気自動車ボルトですけれども、オーナーが望む場合にはGMが買い取る旨がアナウンスされたそうです。

リコール修理ではなく買戻というのは非常に珍しい話です。おそらくは修理する術がないって事なんでしょうけれども。事故後の処置についての標準、指針的なものは何もないらしいんですけれども、確認されたケースでは発火は事故直後ではなく数週間後に起こったって話ですから、おそらくはバッテリ内部の、従って外部からの確認が困難な障害という事で、であれば、修理するとすれば、事故を起こした場合にはその程度如何によらずバッテリおよびその周辺を丸ごと交換する、とかせざるを得ないだろうわけで、それは高コスト過ぎて無理、と。本来なら事故を起こしても壊れないバッテリに改善すべき筈な話ですけれども、そっちは技術的に無理なんでしょうね。ていうか自分の所で作ってるわけでもないですから。

一応、Voltは大丈夫、という建前は今のところ崩していないんですけれども、具体的な対策は案も含めて現状皆無で、当局から指導があれば従う、とかいう消極的な態度と併せて見れば、要するにお手上げ、事実上終わったも同然な感じですね。もっとも、そもそも累計で6000台程度しか売れてないって話だし、GMとしては何ということもないんでしょう。担当部門はお通夜状態でしょうし、色々とちぐはぐな様は見苦しいものではありますけれど。死人が出る前で良かった、という見方も出来ないでもない、ってこれは慰めにもなりませんね。

一方で、数少ない競合、実売中のEVの一つであるところの日産リーフ、あともうすぐ出るプリウスのプラグインあたりもどうなのか気になる向きも出てくるでしょうけれども、こちらはどうなんでしょうね。バッテリに一定の衝撃が加わる事による内部的な破損が原因だとすると、他車でも同様の問題が発生する可能性は非常に高い筈なところ、どちらもVolt同様大容量のリチウムイオンバッテリを積んでますから。速やかな同様の実験実施及び結果の公表が望まれるところです。さて。

G.M. Offers to Buy Back Hybrid Volts From Owners