1/17/2011

[biz] 日立が研究所再編

ついに年貢の納め時が来た、というところでしょうか。前からちょっとずついじってたらしいんですけど、埒が明かなかったのか、今回は全体をエイヤ、という話ですね。

国内組織は半分にまとめて、海外拠点の拡充を進める、と。人員や個別部門のリストラについては全く言及していませんが、他社と比べて天国のようなヌルい環境で知られると同時に、その規模からすると驚くほど小さい経済的成果で悪名高く、常にリストラの噂の絶えなかった日立の研究部門ですので、そのあたりは推して知るべしであります。

でもねー。親方日の丸の権化、電気業界のJALとも言うべきあの日立ですからね。何処まで意味のある再編が出来るのやら。とりあえず上を纏めただけだし。それでも、保身に奔走せざるを得ない研究員の方々にはご愁傷さまですし、転勤・転居を余儀なくされる人とかも少なくないでしょうからそちらも。道があるのであれば、研究室の外に出るのも、長い目で見ればそう悪くないかもね、とか。他人事ですけれども。

しかしいまいち具体的な意味合いが分かりませんね。単にフラット化して、人を動かしやすくするってだけな感じもしますけど。といって仮にそうでも、大抵その後に最適配置と言う名の片道切符の嵐、事実上のリストラが来るわけですが。さてさて。

(Hitachi started restructuring their too incompetent research labs. But I wonder how can they do it effectively. Too late, Too complicated.)

社会イノベーション事業のグローバルな成長に向け研究開発体制を刷新-海外4極の研究開発人員を拡充、国内8研究所を3研究所に再編